「糸番手」とはなに?

糸番手ということばを聞くことがあるのですが、そもそも糸番手って何のことですか?

糸番手(いとばんて)とは、簡単に言うと「糸の太さを表す単位」のことです。
もっと詳しく言うと、「一定の重さに対する糸の長さ」、または「一定の長さに対する糸の重さ」で糸の太さを表現します。

よく分からない・・・。

なぜこんなに複雑な言い方をするかというと、糸の種類によって番手の表示方法が異なるからなんです。
例えば、数字が大きいほど糸が細いもの(綿番手、麻番手など)、数字が小さいほど糸が太いもの(デニール、テックスなど)
の両方があります。

この番手を知ることで、その糸がどんな特徴を持っているか、例えば「細いからしなやかな生地になるな」「太いから丈夫な生地ができそうだな」といったことが想像できるようになります。
まずは「糸の太さを表すもの」ということを押さえていただければ大丈夫です。

なるほど。今来ているニットの肌触りがとても良いのですが、やはり糸の番手にこだわっているのでしょうか?

はい。その通りです。糸の番手とは、簡単に言うと糸の太さを表す単位のことです。数字が小さいほど太く、数字が大きいほど細い糸になります。

なるほど。この滑らかなセーターは、番手の大きい、つまり細い糸を使っているということですね。

その通りです。番手が大きいほど、軽くて柔らかい生地になりますので、マフラーやストールといった繊細な風合いが求められる製品によく使用されます。

では、逆に、しっかりとした厚手の生地は番手が小さいということですね。例えば、デニムや帆布など。

おっしゃる通りです。番手が小さいと、生地に耐久性と丈夫さが生まれます。ジーンズやテントなど、強度が必要な製品に多く採用されています。

糸の太さが、そのまま製品の機能性にも影響するとは、大変興味深いです。

はい。番手の知識があれば、製品の品質や用途をより深く理解でき、お客様への提案の幅も広がります。

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